2021/07/16
国産ペレットお試し失敗談。インコのペレット切り替えは慎重に!
インコはとても神経質で繊細。
コザクラインコのあんこちゃんを我が家に迎える前に、何度も何度も飼育本やネットで目にしました。
今回は、
- 新しいおもちゃに早く慣れる
- 遊びに来たチビのお友達からおやつをすんなり食べる
- 好奇心旺盛な幼鳥時代
といったあんこちゃんの長所に油断して、ペレットの切り替えを大失敗したお話しです。
ペレットがない!
ある金曜日の朝のこと。あんこちゃんのエサの準備をしていたチビが、
もうすぐエサがなくなるよー。
いつもストックを置いているパントリーをのぞくと・・・
ペレットがない!!!
注文し忘れていたようです。袋をのぞくとあとわずかしかペレットが残っていません。すぐに隣の市にある大きめのペットショップへ買いに走りました。
ペットショップで試供品をゲット
ペットショップには、あんこちゃんが一番最初に食べていた『ズプリーム フルーツブレンド S』が置いてありましたが、400gも多いし、ずっと食べていないから結局食べきれずに余っちゃうかも・・・、と思っていると商品棚に、
試供品あります
の文字が。
国産ペレットのイースター社『インコセレクション』と『リトルバードセレクションプロ』のシリーズでした。
早速店員さんに声をかけると、
インコセレクションより
- バイタルペレット(換羽時などに与える高栄養食)
リトルバードセレクションプロより
- オカメインコ用
- セキセイインコ用
をそれぞれ2袋(約6g/1袋)ずつ、計6袋もいただきました。
国産ペレットについて
あんこちゃんが普段食べているペレットは、
- ラウディブッシュ社 『デイリーメンテナンス ニブルス』
- ハリソン社 『アダルトライフタイム スーパーファイン』
の二種類です。
海外産のペレットはなんらかのトラブルで輸入が止まってしまうことも十分考えられます。コロナの影響で一時期輸入がストップしたときは、どのネットショップを見てもお目当てのペレットは品切れがほとんどで、あったとしても通常の数倍の値段がついていました。
そんな時のために、国産ペレットにも慣れていた方がいいんだろうなぁ・・・と思っていましたが、インコを始めコンパニオンバード(ペットとしての扱いではなく、伴侶(コンパニオン)として暮らす鳥)先進国であるアメリカ・オーストラリアなどの外国産ペレットに比べると国産は種類も少なく、品質が疑問な製品も正直あり、躊躇しているうちに今回のストック切れ事件が起きてしまいました。
手から食べさせてみる
早速もらってきた試供品ペレットを食べさせてみます。
まずはチビの手から。問題なく食べたので、少しだけエサ入れに混ぜておきました。
イースター製のペレットはこれまで食べてきたペレットのなかでも、かなり独特な香りがしました。良い香りとは言えませんでした・・・。
試供品ペレットを半分混ぜる
思っていた以上に残りのペレットが少なく、いつものペレットに半分ほどまぜて土曜日の朝にセットしました。
翌日の朝、ペレットは具体的にどれぐらい減っているかわからなかったのですが、下に落ちている量も合わせて、少しは食べているんじゃないかな??なんて、この時は楽観的に考えていました。
ほぼ完全に試供品ペレットに切り替え
普段食べているペレットは、金曜日の日中に、楽しいおもちゃなどでもお世話になっている『バードモア』さんのオンラインストアで注文しました。日曜日中に到着予定でしたが、不測の事態が起こらないとも限りません。月曜日以降のペレットもある程度確保するために、9割程度は試供品ペレットにしなくてはいけませんでした。
朝9時にケージに試供品ペレットをセットして、いつものようにチビの野球のお手伝い&応援へ。
念のためにペレットの重さも計っておきました。
絶食を示す、濃緑色便が!
ほぼ試供品のペレットをセットした日曜日は、野球関連で様々なイベントやトラブルがあり、あんこちゃんの様子をこまめに見てあげることをすっかり忘れてしまっていました。
野球が終わってひと段落ついた夜の7時ごろにケージを見ると、鮮やかな緑色のフンが・・・
絶食便だ!
実際の濃緑色便の写真リンクを掲載します。気にならない方だけご覧ください。
インコは飛ぶために体を軽くしておく必要があります。そのため消化吸収時間がとても短いです。絶食時間が長くなると命に関わることも。
慌てて午後に届いたいつものペレットをセットすると、途端にがっつくあんこちゃん。
試供品ペレットをセットしてから約10時間が経過していました。元気がなくなるなど他の以上サインは出ていませんでしたが、あんこちゃん、本当にごめんなさい。
あんこちゃんがご飯を一生懸命食べている間に、試供品ペレットをどれだけ食べたか計ってみました。
なんと、
0.6g
ほぼ食べていませんでした。
ペレットの切り替えは慎重に
この記事の冒頭にも書きましたが、あんこちゃんの特徴として、以下があります。
- 新しいおもちゃに早く慣れる
- 遊びに来たチビのお友達からおやつをすんなり食べる
- 好奇心旺盛な幼鳥時代
これらの長所に油断して、ペレット切り替えという一大イベントも、「まぁ、大丈夫でしょ~。」と、軽く考えていました。
やっぱりあんこちゃんも慎重で繊細なインコでした。
外国産ペレットが今後手に入らなくなる可能性や、今回のようにうっかりミスでストックを切らすこともあるかもしれません。今回の経験を活かして、ゆっくり・ゆっくり、慎重に新しいペレットに慣れさせていこうと思います。
おわりに
いままで食べていたペレットが手に入らない!
なんて日が本当に来るとは思っていませんでした。たぶん大丈夫だろう、とリスクを過小評価してしまう、いわゆる正常性バイアスですね。
今はストック用の未開封のペレットを常備するようにしています。国産ペレットもオンラインショップではなく、近くのペットショップで手に入るものを優先的にリサーチしています。
インコさんがいくら他人に人懐こくても、好奇心旺盛でも、新しいペレットへの切り替えは慎重に。
Happy インコ Lifeを!