2020/12/28
インコの放鳥タイムで気になる、フン問題。
インコを飼う前に知らなかったことの一つ、
放鳥
放鳥とは、鳥さんをケージから出して、飼い主といっしょに遊んだり、好きなように過ごせる、鳥さんにとって運動不足解消にもなる楽しい時間のことです。
私が子どもの頃に母が飼っていた野良セキセイのカップルは、ずっと籠の中だったので、飼育本やネットで放鳥の実際を見たとき、
インコにもお散歩がいるんだ・・・!
とビックリしました。
放鳥タイムはインコさんが自由に飛べる時間でもあります。となると、気になるのが「フン」のこと。
私含めチビ以外の家族全員が、「カーテンにシミができるんじゃ??」「いろんなところにフンをしたら不衛生!」と抵抗があったのも事実です。
我が家での放鳥の実際と、フン問題について今日はお伝えします。
あんこちゃんの放鳥タイムの過ごし方については、別記事にしてお届けする予定です。
朝晩2回の放鳥タイム
ネットを見ていると、放し飼いや長ーい放鳥時間を取っている飼い主さんがいますが、我が家はワンコとの同居生活ということと、あくまでもお世話はチビの仕事ということで、
- 朝のケージ掃除と餌替えの約15分
- 夕方18時ごろからのお遊びタイム20-30分
の朝晩2回に落ち着いています。
朝は時間が短いこともあり、ほぼケージの外でフンはしません。問題は放鳥時間が長い夕方です。まずは、フンで汚されて困らないように放鳥するお部屋の環境を考えてみました。
フンの間隔を知る
さぁ、あんこちゃんはどれぐらいの間隔でフンをするのか?観察してみます。
だいたい20分に一回の間隔でフンをすることがわかりました。ということは、15分ぐらい経過したころに床に降ろすなどして、フンをして欲しくない場所から遠ざければオッケー!
・・・のはずですが・・・
実際には、あんこちゃんもびっくりしたり、ロボットではないのできっかり20分毎というわけではないですし、ケージの中でいつ頃フンをしたか毎回確認してから出しているわけではないので、チビの肩や背中、ときどき頭・・・といった具合にフンをされてしまうこともあります。
放鳥時間がそれほど長くないこともあって、放鳥のたびにフン害があるわけではありません。
フンをするタイミングを知る
インコは飛ぶために体を軽くしておく必要があります。食べたものは体にためこまずにすぐに排泄されます。フンをする時間間隔以外にも、フンをしやすいタイミングがあります。
- ケージから出る時など飛び立つ直前
- 床で遊んでいてピタリと止まり、おしりを少し下げる時
- びっくりした時
我が家はフローリングですので、床にしてもらう分には全然問題ありません。
私は肩や頭にフンをして欲しくないので、上に乗ってきたら毎回下に降ろすようにしています。
このタイミングを上手く利用して、トイレトレーニングに挑戦する飼い主さんがいらっしゃいます。(参考リンク「オカメインコのトイレのしつけ方」)
ワンコのようにキッチリトイレトレーニング!という感じではなく、あくまでも飼い主さんとのコミュニケーション、遊びの一つだと私はとらえています。
我が家ではフンをする回数が少ないですし、フンをこの場所にしてくれないと困る!という状況ではないので、トイレトレーニングは取り入れていません。
飛び回らないあんこちゃん
あんこちゃんはペットショップでヒナの時からすでにクリッピング(風切羽の一部をカットすること)をされていたので、飛べない状態で我が家へ来ました。
ワンコと同居生活なので、万が一の時は飛んで逃げられるようにと、羽が生え変わってからはクリッピングをしていませんが、飛びたての頃は飛ぶというよりも、ゆっくり落ちるという感じでお世辞にも上手とは言えませんでした。
今ではケージからチビの頭に飛び移ったり、部屋の端から端まで飛べるようになりましたが、基本的に一番大好きなチビと、二番目に好きな私のそばにいたいあんこちゃんなので、好きに飛び回ったり、高い所から私たちを眺めて「えっへん!」ということがありません。
クリッピングの影響で人の手に頼らざるを得なかったことや、チビ大好き!であることが、結果的に飛び回ってそこら中にフンをする、という状況に至らずに済んでいるのかな?と思います。
部屋を片付ける
あんこちゃんのケージが置いてある部屋は、子ども達が遊ぶプレイルームです。おもちゃは基本的には棚の中に全部収納が可能です。
が、
出しっぱなし大王のチビのトレーディングカードや漫画本や野球雑誌などが、大抵床に転がっています。
・・・あんこちゃんのフン爆弾が投下されてもいいんだね??
この一言で彼の宝物はキレイに片付きます。
片づけることで、インコが飲み込んでしまいそうな小さなパーツなど危険なものも一掃できるので、安全な放鳥スペースの確保にもなります。
フンが染み込むことで一番困るものは布製品だと思います。プレイルームでは、子ども達がいろんなおもちゃを出して遊べるように、広い床スペースを確保したいので、ソファや座布団など布製品は置いてありません。
唯一の布はレースのカーテンです。
レースのカーテンは、インコが外に出られる!と勘違いして窓に衝突するのを避けるために、撤去することはできません。
『遊んでしつけるインコの本』には、カーテンなどインコさんに寄って欲しくない場所を大きめのプラスチックチェーンやのれんなどでブロックする方法が載っていました。
ネットにも簡単にできそうな「手乗りインコ カーテンレール糞ガード!自作/作成!」という記事を見つけたので、実際にカーテンレールに乗ることが好きなインコであれば、これらの方法を試すことにしました。
チビの「フン害」回避法
お世話をする時間が長いチビは、当然フン害を受ける確率も高くなります。さて、チビはどのようにフンがついても大丈夫!な予防策を取っているのでしょうか?
それは、
パンツとランニングシャツでいること
(笑)
汚れてもサッと脱いで、必要ならすぐにシャワーを浴びることができますし、洗濯物も少ない。汚れものは自分でフンを洗い流し、洗面器に水を入れてしばらく漬け置くのが我が家のルーティンです。下着だとかさばらないので下洗いが楽なようです。
彼は、年中家の中ではパンツ&ランニングシャツで過ごしています。真冬の寝るときも、です。
朝はそのままの格好でケージ掃除をし、夕方は自分の入浴を済ませてから放鳥をします。・・・お風呂すませてからフンで汚れるってどうなんだ?と思いますが、本人がそれを好んでいるのでまぁ、いいでしょう。
コザクラインコの寿命は10-15年と言われています。
チビがチビでなくなる10年後の20代もそのスタイルでいるのかは、謎です。
インコのフンに抵抗がなくなる
コザクラインコのフンは水っぽかったり、ねっとりと固まっているものだったり形状は様々ですが、床に落ちても数ミリ程度なのでウエットティッシュやティッシュでササッと拭いておしまいです。ニオイもありません。
参考に実際のフンの写真リンクを掲載します。気にならない方だけご覧ください。
フンを日々眺めていると、段々この状況に慣れてきちゃうもんです。
うちのワンコは小さいほうをトイレの外ですることも多く、食糞もします(泣)。でもって、食べたフンを吐くこともあります(号泣)。それにくらべたら、インコのフンなんてかわいいもの。
さすがに鳩やカラスなどの野鳥のフンは大きいですし、オウム病の保菌率も高いですからギョッとしますが、あんこちゃんのフンに関しては、あまり接しないパパとお兄ちゃんでさえ、平気になりました。
インコさんと過ごすうちに、フンを「害」と思えなくなる、これが一番効果的な対策なのかもしれません。
おわりに
インコを飼う前、一番気になっていたフンの問題。
今では手にされても、「あら、ウンチでたね。」と微笑みを返すまでになりました。
放鳥タイムに一緒に歌ったり踊ったり、おもちゃで遊んだりする楽しさや、信頼を寄せて飛び乗って来てくれるあんこちゃんの仕草が、私たちにたくさんの喜びを運んでくれます。
そうなればもう、フンのことなんて(ほとんど)気になりません。
フンのことで頭を悩ませている飼い主さんが、インコさんとのふれあいで幸せいっぱいになりますように。
Happy インコ lifeを!