2021/09/01

少年野球夏の肌トラブル対策:日焼け・股ズレ・口内炎

泣いている男の子

紫外線による目への影響については、前回『野球少年の目を紫外線から守る。スポーツ用サングラス(メガネ)のすすめ。』で記事にしましたが、暑い夏の練習でのダメージはそれだけではありません。

梅雨入りし、蒸し暑くなってくる6月後半ごろからチビは以下の症状に悩まされてきました。

  • 紫外線による日焼け
  • 暑さと汗によるムレで起こる股ずれ
  • 練習と紫外線によるダブル疲労で起こる口内炎

どれも、チビ本人にはとっても辛い症状です。今回は、我が家の日焼け・股ずれ・口内炎の予防と対策についてご紹介します。

トラブル① 日焼け

色白で、余分な成分が入っていない石鹸でも、特に乾燥しやすい冬場は入浴で毎日使うと肘や膝の内側が乾燥して痒くなってしまう敏感肌さんのチビ。

日焼けについても、日本皮膚科学会の日焼けQ&A内で紹介されているフォトスキンタイプ(紫外線に対する反応性の違いで6つのフォトスキンタイプに分けられる。)では、チビはスキンタイプⅡの「常に赤くなり、その後少し皮膚色が濃くなる」に該当します。

幸い野球のユニフォームはほぼ全身を覆います。太陽にさらされるのは、

  • 顔(紫外線予防のスポーツ用メガネを着用しているため、目を除く)
  • 上腕

になります。

紫外線に弱いチビの肌を守るために、母としては私も愛用中の『ヤケーヌ』で顔を覆って欲しいし、長袖のアンダーシャツを着てもらいたい。紫外線対策は物理的に肌を覆ってしまうのが一番効果的です。

でも、ヤケーヌの見た目の怪しさと長袖の暑さは我慢できないチビの気持ちもわかります。

ということで、日焼け対策の最終手段である、低刺激のウォータープルーフの日焼け止め『キスミーマミー UVアクアミルク』と、唇の保護のためにUVカットのリップクリーム『エコリップス ミント』をクーラーボックスの中に入れて持たせています。リュックに入れてしまうと迷子になってしまったり、リップクリームが溶けてしまうのを避けるためです。

『キスミーマミー UVアクアミルク』はSPF50 PA++++で、ウォータープルーフとなっていますが、汗で流れてしまうので、石鹸で落ちきっているようです。また、肌の負担になることもある紫外線吸収剤が含まれていますが、チビの肌には発疹などの反応は出ていません。日焼け止めは、お子さんの肌に合ったものを見つける必要がありますね。

リップクリームのフレーバーは、チビの好きなミントを選んだのがポイントです。抵抗なく塗ってくれます。

日焼け止めは、汗でどんどん流れてしまうし、結局メンドクサイのとチームメートに見られたくない・・・という理由で塗り直しをしてくれないこともあるので、時間があれば夏場は練習を見に行くようにしています。熱中症含め他の子の体調管理も兼ねています。

全く塗らないよりも少しでも塗りなおしてくれたらマシ、ということでチビには、

  • 紫外線が一番強い午前10時から午後2時までは頻繁に塗りなおす
  • 日焼け止めクリームを伸ばすのが面倒なら鼻と頬といった高い所だけでも塗る

と、塗り直しの要点を絞りに絞って伝えています。

今のところ、日焼け対策をあまりしてない上腕の肌は黒くなっていますが、顔はうっすら小麦色程度。肌が真っ赤になったり、唇の皮がめくれてしまったりすることはなくなっています。

トラブル② 股ずれ

少年野球に入って最初の夏のある日、ガニ股で帰って来るチビの姿が・・・

暑さと汗で蒸れてしまって、股からおしりにかけて真っ赤になってしまっていたのでした。

すぐにシャワーに入ってもらい、以前湿疹で皮膚科で処方してもらったステロイド軟膏を塗って応急処置。(※自己判断での処置ですので、皮膚症状が出たら皮膚科受診をお勧めします。)

色々と調べると、股ずれの予防にはワセリンが効果的らしいということが判明。チビも以前ワセリンを使用したときに特に問題が起きなかったことと、お兄ちゃんの怪我の時に処方してもらっていたワセリンが余っていたので塗ってみることにしました。(私は主婦湿疹の治療でワセリンが処方されたことがありましたが、当時は痒みが出て使用を中止しました。自己判断ではなく、皮膚科で相談されることをお勧めします。)

股ずれ予防のために、スライディングパンツを履くことを勧めるサイトもありましたし、コーチも勧めてくださいましたが、子ども達の

「暑い!!!」

という経験者の感想の嵐に、チビもさすがに履こうという気が起きませんでした。スライディング大好きなチビですが、今まで一度も怪我をしたりズボンが破れたりということがありません。あえて高い出費をする必要もないので、速乾性が高くウエストがキツくないボクサーパンツを野球用に購入しました。スポーツブランドの下着って、おなかぽっこりの幼児体形の小学生のウエストに食い込むほどゴムが強い製品も多いので注意が必要です。

今のところ、以下の対策でチビの股ずれはできていません。

  • 1日練習があるときは、練習前にしっかりとワセリンを塗って保護
  • 速乾性の高い下着に変える
  • お昼休憩で一旦帰宅するときは必ずシャワー
  • ワセリンは皮膚に残らないようにしっかり落とす

チビのチームメートのお母さん方にこっそり股ずれのことを聞いてみたら、誰一人としてできていませんでした・・・。

敏感肌さんって大変。

トラブル③ 口内炎

夏場の長時間の練習による疲れと、紫外線によるものと思われる疲労のダブル疲労で、毎週のように口内炎ができるようになってしまいました。

ちなみに、紫外線疲労とは、

人が肌や目から紫外線を浴びることによって、活性酸素が体内で増加した結果、自律神経が乱れ、全身の疲労に繋がる

毎日新聞 プレスリリース「外で遊ぶ機会が増えるこれからの時季、知っておきたい“紫外線疲労」より一部引用

大きな口内炎ができて、治りかけた頃にまた違う場所にできて・・・。食事もしみたり、当たると痛かったりで本当に辛そうでした。

疲れで消費されたビタミン類を食事で補うだけでなく、ビタミン剤でカバーできないか?と、『チョコラBB ジュニア』を試してみることに。

・・・予想はしていましたが、効果はあまり感じませんでした。

またチビは疲れがたまってくると、片頭痛を発症します。夏場は週末で疲れて症状が出ると、平日の学校がある日を1日休養日に当てて休ませていました。

高学年になって体力が随分ついたとはいえ、まだまだ子ども。疲労度を考えて練習時間を短縮したりお休みする必要があります。が、頭痛薬を飲んでまでも練習や試合に出たいチビ・・・。折り合いをつけるのが難しいですね。キャパオーバーにならないように、夏場の練習は涼しいシーズンに比べ頻繁に見守るようにしています。

夏休み中は週末のほぼ終日の練習に加えて、平日は毎日朝6時30分からの早朝練習があるにも関わらず、口内炎や片頭痛が全く出なくなりました。

学校嫌いのチビは、8時ー16時まで退屈な授業を聞くことや、団体行動で想像以上のストレスを受けているようです。

口内炎の予防は心身の休息が一番

ということがハッキリしました。

繰り返す口内炎は他の病気が隠れていることもあります。チビの口内炎は1週間ほどで治ること、しっかりと休息を取りストレスが激減するとできないこと、発熱や他の体調不良といった症状はないので、疲れから来ているものだと判断しました。自己判断で心配なときは受診しましょう。

おわりに

暑さは大人でも体力を奪います。体の小さな小学生なら、なおのことです。

こまめなケアで健康トラブルを最小限にして、楽しく野球ができるようにしてあげたいですね。

次回は大人の日焼け対策についてお伝えします。