2021/04/26

実際に起きたインコのおもちゃ事故と、予防のための注意点まとめ

救急車

インコさんのストレス発散や、毛引きや過発情などの問題行動を予防するためにも欠かせないおもちゃ。『はじめての遊べるおもちゃ7選!インコの好きな素材・苦手な素材』の中でも詳しくご紹介していますが、小さくてお値段もお手頃なものが多く、バリエーションも豊富で、選ぶのも遊ぶ姿を見るのも楽しいですよね。

ですが、

一歩間違うとインコさんの命にも関わる事故につながることも。
今回は、我が家も含めインコ飼い初心者の皆さんに事故・再発防止のお役にたてたら、という思いで、実際に起きたおもちゃに関する事故や危険な状況をまとめました。

実際に起きたヒヤリハット・事故

コザクラインコのあんこちゃんをお迎えして1年2か月の間に経験した、事故やヒヤッとした事故につながりかねない出来事は以下の5件です。

ケース1.紐が首に絡まる

輪っか

手作りおもちゃでの事故です。

プラスチックが好きなあんこちゃんのために、タコ糸におはじきを通しただけのシンプルなおもちゃを自作しました。

当時は紐の長さについては特に考えもなく、輪っかを作って洗濯ばさみに引っかけて、ケージにぶらさげていました。

その日は、チビがその手作りおもちゃをセッティングしてくれました。たまたまケージのそばを通りがかったときに、「わっかが少しだぶついているなー・・・」と思った直後のことでした。

その輪っかの中にあんこちゃんの首がすっぽり入り、引っかかってしまってパニック状態に。

幸い目の前で起きた出来事だったので、チビがあんこちゃんを保定(保定とは日頃の健康管理(爪切り)あるいは病気の治療などで鳥が動いたり暴れたりしないように動きを固定する押さえ方。参考ページ:「トリの保定のしかた お薬の飲ませ方」)し、タコ糸を外すことができました。

これが家人が誰もいなかったときに起こったら・・・

と思うとゾっとします。

ケース2.リングがクチバシに挟まる

クチバシにはさまったチェーンリング

今回も、大好きな既製品のおもちゃのプラスチックリングをカミカミしていた時に発見した事故です。

それまでもチェーンリングをよくカミカミしていたので、好きなのね~、なんてのんびりと眺めていました。

ある日、いつものようにリングをカミカミしている様子を近くから観察してみると・・・

チェーンリングの隙間に下のクチバシがすっぽりと入ってしまい、舌を使って外していたのでした!

あんこちゃんは器用に外していましたが、外れなくなってしまう危険性はゼロではありません。すぐにそのチェーンリングはおもちゃから取り外しました。

ケース3.誤飲の危険

ちぎれた樹脂と取れたビーズ

こちらも大好きなプラスチックパーツがじゃらじゃらついていて、なおかつカミカミしやすい樹脂の紐付き。

ケージに入れてさっそくカミカミしだすあんこちゃん。

数分後にケージに目をやると・・・

ビーズと共にちぎれた樹脂の破片がケージの底に落ちています。

樹脂も簡単にかみちぎってしまう、コザクラインコのくちばしの力の強さを侮っていました。

付属のビーズの大きさもクチバシの中に入る大きさです。あんこちゃんが大好きなおやつ、ひまわりの種と大きさを比べてみます。

ビーズと種の大きさ比較

インコは賢いので、食べ物かそうでないかをちゃんとわかっていて、落ちているビーズには目もくれません。ですが、万一誤って飲み込んでしまえば、窒息や腸閉塞の原因になりかねません。

購入してすぐのおもちゃでしたが、すぐに撤去しました。

ケース4.溶け出す着色料

着色料

ナチュラルな自然素材よりも、カラフルなものの方が目を引いて楽しく遊んでくれるかな?と購入した、蔦を使用したかじり系のおもちゃ。

我が家では、インコさんが過ごすケージの中を清潔に保つために、おもちゃも定期的に洗ってしっかりと干しています。(詳細は、「小学生でもできる。インコのケージ掃除:月1回編」を参照ください。)

自然素材なので、取り外して洗ってみると・・・

真っ青な水がおもちゃから溶け出してきました。

ひー!!

鳥さん専門サイトで、安全性には問題ないだろうと思って購入しましたが、サイトを改めてチェックしても着色料については何も記載がありませんでした。

食用色素を使った食品は、天然合成関わらず、我が家(人間)でもなるべく避けているものです。

安全かもしれないですが、溶け出す量や使用されている着色料が何かわからないのは、やっぱり心配になります。

ケース5.成分不明の接着剤

接着剤

ゆらゆらと揺れるあんこちゃんの姿が見たくて購入した、キラキラしたビーズがついたブランコ。

が、

本体の止まり木の部分は、柔らかい素材でできていたようであっというまにバラバラに。

壊れたブランコを見てみると・・・

集成材でできています。

集成材(しゅうせいざい、Laminated wood)とは、断面寸法の小さい木材(板材、Laminar、ラミナ)を接着剤で再構成して作られる木質材料である。

Wikipedia 集成材

うーん・・・

接着剤が気になりますね。

着色料を使った蔦のおもちゃ同様、幸い体調に問題はありませんでしたが、早々に止まり木部分は除去しました。

悲しい事故を避けるために注意したいこと

以上、我が家で実際に起きた事故や、ヒヤリハットケースを踏まえて、今後気を付けたいことをまとめます。

初めてのおもちゃは見守り下で使う

ゆらゆらとブランコに揺れるインコちゃんの姿が見たいな。

大好きなプラスチックパーツに夢中になって遊んでくれるといいな。

おもちゃを購入する前、飼い主はこんな楽しそうな妄想で(笑)頭の中が一杯になると思います。

ところが、インコさんは思わぬ遊び方をすることもあります。新しく購入したおもちゃはケージに入れっぱなしにせず、最初は近くで観察しましょう。ガン見していると警戒するので、あくまでも自然に。この気配りが事故防止につながるかもしれません。

紐はわっか状にしない

紐が首や足などにひっかからない構造になっているか確認することは、手作りおもちゃを作るときに特に注意したいポイントです。

長さがある紐は、わっかにせずに途中で何か所か結んでおくと安心です。

小さなビーズなどのパーツは予め取り外す

クチバシでくわえて、誤って飲み込みそうなサイズのパーツは予め取り外すか、そもそも購入しないようにしましょう。

壊れかけたおもちゃはすぐに撤去

せっかく買った(作った)おもちゃだし、長く遊んで欲しいな・・・

と壊れたままケージに入れっぱなしにするのはやめましょう。

購入したときはしっかりした作りでも、クチバシの力が強いコザクラインコさんが遊ぶとあっという間に劣化します。

ほつれた糸

写真はたくさん遊んでロープがほつれてしまったおもちゃです。

紐がほどけていると爪にひっかかり、そのまま逆さづりや、爪が剥がれて大出血といった大事故につながりかねません。

少しでも不安を感じたら使用を中止する

おもちゃでの事故を怖がり過ぎる必要はありませんが、少しでも不安を感じたならば、一旦使用を中止しましょう。

  • おもちゃの構造が不安なのか?
  • 使われている素材が心配なのか?

おもちゃの使用をやめている間に、自分がどんなことに不安を感じているかをハッキリさせて、調べてみる時間を取りましょう。

なんとなく大丈夫かな??

と、使わせ続けたことが事故につながり、後悔することになってからでは遅いのです。

おわりに

インコがおもちゃで遊んでいるのを見るのは、飼い主にとっても幸せな時間です。

その幸せな時間が、飼い主の不注意で悲しみの時間となってしまわないよう、インコの癖や行動をしっかり観察して、おもちゃによる事故を未然に防ぎたいですね。

Happy インコ Lifeを!