2021/02/10
小学生でもできる。インコのケージ掃除:毎日編
インコを飼う前お世話のなかで気がかりだったことの1つが、お掃除のことでした。ワンコやネコちゃんのように決まったところでトイレをしないトリさんたち。
汚れたケージの掃除は大変かな?
オウム病、大丈夫??
などなど。
飼育本やネットを参考にしながら、今ではすっかり定着した我が家流のケージ掃除の方法をご紹介します。
ケージの掃除頻度
ケージの掃除といっても、ケージ本体から止まり木やエサ入れまで全てを毎日行うわけではありません。我が家では以下の頻度で行っています。
頻度 | パーツ |
---|---|
毎日 | トレーの敷紙交換、エサ・水入れ・菜さし入れ洗浄、拭き掃除 |
週1回 | トレー・ビニールカバー洗浄 |
月1回 | 止まり木・ケージ(柵・トレー)洗浄 |
今回は、小学生が行っているインコのケージ掃除の『毎日編』です。
掃除担当は小学生
我が家では、毎日のケージ掃除は、第一飼い主のチビ(小学校高学年)が毎朝1人でやっています。
寝坊したり、早朝の野球練習がある時などは、私が手伝ったり代行することもありますが、回数としてはそれほどありません。
毎日のケージ掃除は、小学生でもできるお手入れだと言えます。
必要物品
まずは、毎日のケージ掃除に必要な物品からご紹介します。
- ウエットティッシュ(ノンアルコール)
- 消臭剤カンファペット
- 古新聞紙
- キッチンペーパー
最初こそ、使い捨てのプラスチック手袋を使用していましたが、今は素手でしています。もう、フンを拭き取ることに抵抗がないんですね。私は、手荒れがひどい時は手袋をしてお掃除をしています。
掃除手順
1.インコをケージから出す
まずはコザクラインコのあんこちゃんにケージから出てもらいます。
出たらまずは体重測定をします。
そして、おやつをもらって1人遊び。その間にお掃除をします。
2.トレー掃除
ケージの底は、フンが一番たまる場所ですので、お手入れがしやすいように古新聞紙を敷いています。フンの観察がしやすいように新聞紙の上にキッチンペーパーもプラスして敷いています。(今後、キッチンペーパー+古新聞紙のセットを「シート」と表記することにします。)
フン切り網も付属品でありますが、無くても支障がなく、パーツがあるだけお手入れが大変になるので、取り外しています。
トレーは引き出し式になっていて、トレー口には、インコさんが中にいたままでも取り替えができるように、脱走防止のストッパーがついています。我が家ではあんこちゃんに外に出てもらうので使用する機会がなく、むしろトレーに敷いたキッチンペーパーが引っかかり掃除がしにくいので、後日こちらも取り外しました。
では、早速ケージ掃除をスタートしましょう。
トレーの中の汚れている「シート」に残っているエサやお水を捨てます。
トレーを引き出し、汚れている「シート」を新たに用意した古新聞の上に移動させます。
シート上に落ちているフンや羽を巻き上げないように、クルクルと新聞紙を丸るめます。
3.拭き掃除
トレー内やケージの柵や底、とまり木など、フンがついているところがあればウエットティッシュで拭き掃除をします。固まって取れにくそうなフンは『消臭剤カンファペット』を吹き付けてやわらかくしてから拭き取ります。
ケージの中でもお気に入りの場所があるので、だいたいその下がフンのたまり場になっています。
あんこちゃんの場合はリビングに一番近いケージ面の隅っこ。柵にフンがつたっていたり、底に敷いたキッチンペーパーではないケージ本体のプラスチック部分にたんまりと^^;あるのでしっかりと拭き取ります。
その後、ワンコのトイレシーツも捨てている大きなポリバケツへ先ほどのトレーゴミと一緒に汚れたウエットティッシュを捨てます。
ケージは掃除のしやすさを考え、『ホーエイ 35手のり ステンレス』を購入しました。ウエットティッシュでサッと汚れが拭き取れるので、とても助かっています。
4.キレイになったトレーをセット
ケージ本体もきれいになったらトレーをセットします。
トレーにまず古新聞紙をセットします。トレーよりも古新聞紙の方がサイズが大きいので、トレーに合わせて端を折って調節。
古新聞紙の上にキッチンペーパーを4枚切り取ってセット。
トレーをケージにセットして終了です。
5.エサ・水入れ・菜さしを洗う。
エサ入れ2つとバナナ水入れ、菜さしを洗います。
容器を洗うときに注意したいのは、ヌメリもしっかりと落とすことです。特にバナナ水入れの受け皿部分と、菜さしの底は汚れがたまりやすい部分。使い古しの歯ブラシやメラミンスポンジを使ってしっかりと洗います。
容器を拭いた専用タオルは濡らしてしまって、加湿用タオルとして使用しています。
これらの作業は洗面所でしています。容器を洗った後はメラミンスポンジで洗面ボウルを洗い流します。
あんこちゃんはお部屋で待っていてもらうことが多いですが、扉を全部閉めて、チビの肩に乗って一緒に洗面所まで来ることもあります。洗面ボウルの中で水浴びをするのがあんこちゃんのお楽しみです。
6.掃除機をかける
エサや水入れ、菜さしとおやつの粟穂と新しいおもちゃをセットして、あんこちゃんにケージに戻ってもらいます。
ケージをビニールカバーで覆っているとはいえ、周辺は粟穂の殻やペレットが飛び散り、床はそれなりに汚れます。
最後に掃除機をかけて毎日のお手入れは終了です。
掃除機は固形物もグングン吸い込んでくれる『マキタ コードレス掃除機 CL142 紙パック式 14.4V 』を使用しています。ランニングコストはかかりますが、ゴミ処理が簡単なので紙パック式を選択。
普段は納戸で充電しています。あんこちゃんの部屋から近いですし、本体も軽いので持ち運びに問題なし。最低でも朝・昼・夜の3回は掃除機をかけています。
所要時間は約10分
文章で書いていくと長く感じますが、チビ1人で鼻歌を歌いながら、あんこちゃんと遊びながら、ついつい交換用の古新聞の記事を読んじゃっても15分弱で終わります。
大人の私が1人でやれば10分程度です。
注意点
掃除の仕方の中に注意点もさりげなく書いていますが、ここで改めてまとめておきたいと思います。
- 乾いたフンを巻き上げたり吸い込まないしないように丁寧に素早く行う。
- バナナ水入れ・菜さしはヌメリが出やすいのでしっかりと洗う。
- インコ部屋の出入りの際は扉の向こうにいるかもしれないと思って、ゆっくり開ける。
- インコと一緒に移動する際は、他の部屋へ行かないように扉を全て閉める。
- 掃除中に誤って扉を開けて逃げ出したり、挟まれたりといった事故を防ぐために、自分以外の家族がいるようならあらかじめ声をかけておく。
- ワンコと同時に家の中で放さない。
おわりに
今回は毎日のケージのお手入れについてまとめました。
小学生が本当に1人でやれるかな??と不安でしたが、チビと同じくらいの年頃のお子さんがケージ掃除をしている動画を一緒に見たり、あんこちゃんを迎えてしばらくは一緒に掃除をしたりして、今ではササッと終えることができるようになりました。
1日の大半を過ごすケージはとても汚れます。毎日のお手入れは慣れてしまえばそれほど負担にはなりませんので、トリさんも人間も気持ちよく過ごせるように快適な環境をキープしてあげたいですね。
ケージのお掃除シリーズは、
へ続きます。