2017/05/01
2人目どうする?7才差で下の子を出産したうちの場合。
子どもが2・3歳になってくると、
「そろそろ、二人目?」
なんて、いらんお世話的な声も回りから聞かれたり、
経済的なことや年齢的なことも考えたりして、なかなか一歩を踏み出せなかったり・・・
皆さんいろんな事情があるわけですが、私の場合に限って言えば、
「○ちゃん(←次男の名前です。)を産んでよかった。」
です。
子どもが苦手だった独身時代
今では二人の男の子の母してますが、ずっと子どもが苦手でした。
結婚しても、私は子どもを持つ気持ちなんてサラサラなく・・・
が、オットは違いました。
早くから、
「子どもが欲しいな~・・・。」
とつぶやいていました。
気が強い嫁だし、私が子どもを望んでいないことも知っていたので、正面切ってではなく、それとなーく、です。(かわいそうなオット)
ただ、
私自身も一緒に生活するうち、
「この人の子どもだったら、授かってもいいかなぁ・・・」
とぼんやり思うようにはなっていて、結婚して約1年半後に長男が生まれました。
理想の妊娠生活が一転、産後うつ、PMS、子の夜泣きでいっぱいっぱい
妊婦時代はマタニティスイミングだ、ヨガだ、語学講座だ・・・そりゃぁもう満喫していました。
が、
出産直後からホルモンの大変動が始まるのですが、それに伴い私の精神状態も激変。
ホルモン変動にとても敏感な体質になってしまいました。
産後うつからPMS(月経前症候群:パニック等精神症状がひどかったので、月経前不快気分障害にも片足つっこんでたかな、と。)へ移行して、おまけに2歳ごろまで毎晩続く夜泣き、海外含む毎年の転勤・・・と、自分の体力・精神状態ともにいっぱいいっぱい。
「もう子どもは一人で十分。」
と思っていました。
一人っ子時代、7年間の外野の声
そろそろ、二人目?
出産前はしょっちゅう義母に
「赤ちゃんはまだかしら?」
とか、言われてましたねぇ。
が、義母は天然というか、悪い人ではないので、さすがに一人目出産後の私の様子を知っていましたから、二人目の話題を振ってくることはありませんでした。
オットも然り。
私は、こういういらんお世話的言葉は気にしない、というか反応は薄い方です。
彼・彼女らにとって、こういう言葉をかけるのは、
「いいお天気ね?」
と一緒。
未だに、こういう言葉を平気でいう化石みたいな人がいるんだな~、と思っています。
ただ、気にしない、とは言いつつ、すでに自分の心のセンサーに少しは引っかかっているのですから、こういう人たちにしょっちゅう接していると、気付かないうちにストレスはたまります。
私は幸い、物理的にも彼らとは離れていたので、ストレスとなるまではいきませんでした。
そういう環境にない場合は、物理的に距離を取るか、意識してストレス発散することをおススメします。
一人っ子はかわいそう??
これも私の中では、未だにこういうこと言う人いるの??です。
第15回出生動向基本調査(調査年次2015年)によると、
● 夫婦調査 ・ 夫婦の完結出生児数(最終的な出生子ども数の平均値)は、前回調査に引き続き2人を下 回った(前回 1.96 → 1.94 人)。半数を超える夫婦が2人の子どもを生んでいる一方で (54.1%)、子ども1人の夫婦が増加している(18.6%)。
※第14回出生動向基本調査(調査年次2010年)の子ども1人夫婦率は15.9% 以上ふくこ補足
回りを見ても、一人っ子ちゃんは増えてるな~、って思います。
父さんと母さん、双方のじぃじ・ばぁばの愛情を約5年間独り占めしてきた長男。
そりゃぁ、かわいがってもらいました。
一人っ子でも、のんびりしていて、みんなの人気者だった友達も何人もいるし、兄弟でも、縁を切った、遺産相続で係争中・・・なんていう例も見ました。
一人っ子、兄弟ありのメリット・デメリットはそれぞれあるでしょう。
- 一人っ子なら、同年齢だけでなく、異年齢と付き合う機会を積極的に親が設けてあげる
- 兄弟なら、「自分が一番お母さんに大切にしてもらってる!」という安心感を意識して持てるように接する
など、親が「どうするか?」を考えていけばいいのであって、一人っ子だから○○、兄弟がいるから○○、というのは他人が言うなら偏見、親ならば言い訳にしかならないと私は思うんですがね・・・
それでも二人目が欲しいと思った理由
体力・精神的にもいっぱいいっぱいだったのに、なぜ二人目??
帰国して長男も幼稚園に入園して、自分の時間がやっと持てるようになり、やってみたい(やってみたかった)ことを手当たり次第にやって、自分自身が満たされたんですね。
心の余裕ってやつです。
なんとなーく、
「もう一人子どもがいたら、楽しいかもしれないなぁ・・・。」
なんて、ぼんやり思ったんです。
( ゚д゚)ハッ!私、なんか今、すごいことうっかり思っちゃった??
って、自分にものすごくビックリした記憶があります。
本能ですかねぇ~。
オットも子どもは一人だ、と思い込んでいたので、かーなーりビックリしてました。
経済的理由と年齢のハードル
経済的理由で産まない選択をする夫婦が増えている
先ほど引用した第15回出生動向基本調査によると、
(4)夫婦が理想の子ども数を持たない理由
夫婦の予定子ども数が理想子ども数を下回る背景、若い層で顕著な経済的理由
夫婦の予定子ども数が理想子ども数を下回る理由としてもっとも多いのは、いぜんとして「子育て や教育にお金がかかりすぎる」(総数 56.3%)であり、とくに妻の年齢 35 歳未満の若い層では8割前 後の高い選択率となっている。また、30 歳代では「自分の仕事に差し支える」、「これ以上、育児の心 理的・肉体的負担に耐えられない」という回答が他の年齢層に比べて多い。
多くの人が経済的理由をあげていますね。
うちは、「もう一人いてもいいかな。」と私が思った時点で妊娠すれば、オットが定年前にその子が成人の予定でした。
が、
ぶっちゃけお金の問題はなんとかなるんじゃない?と思ってます。
それは私が看護師免許を持っていることもあるし、公的保険以外にもライフプランに合わせた保険にも入っていることもあります。
夫が定年まで健康にずっと働き続けられる保証も、生まれてくる子どもが健康で、そのまま独立して・・・という保証だってありません。
そのような状況になったらなったで、そんときゃそんときさ、的な覚悟といいますか、人間乗り越えていく力はあると思うんですよね・・・
高齢出産後の育児への体力的な不安
前回の妊娠から7年空いたので、「また振り出しに戻るか~・・・」という思いは正直ありました。
で、
40過ぎて次男と一緒に縄跳びやらサッカーやるとは思っていませんでしたが、これも体力づくりさ、とフゥフゥ言いながらなんとかやってます。
長男で子育ての経験があるので、そのイメージがある分、お世話や発達に関してなどの不安はそれほどありませんでした。
高齢出産自体のリスク
私は高齢出産のリスクを重要視しました。
卵子の老化とか、高齢出産のリスクとかって、知られているもんだと思ってました。
私は当時、高齢出産の域に入っていましたので、私に万が一のことがあった場合、残された長男、オット、サポートしてくれる実家の両親や私の兄弟の年齢を考えて、
「もう一人いてもいいかな。」
と思った今が、子作りのタイミングだな、と思いました。
私たち夫婦の中では不妊治療という選択は最初からなく、ご縁があったら、というスタンスでいくこともこの時決めていました。
そして生まれた二人目は・・・めちゃカワイイ!!
当時二人目を出産した友人が、ベビーカーの中で泣く我が子を見て、
「泣いてもカワイイわぁ~♡」
と親ばか全開の姿を見て、
『・・・泣いたらうるさいだけだよぅ、かわいくないよぅ・・・。』
なんて思っていた私。
次男は逆子ちゃんで帝王切開だったんですけど、オペ後きれいにしてもらって、病室で初対面したとき、
!!!かわいいっっっ!!!もう一人欲しいっっっ!!!!!
なんて思ってしまい、どうした自分!とすかさず心の中で突っ込みを入れた覚えがあります。(笑)
母親ってのは、すごいですね~・・・しんどかったこと全部忘れちゃったの??って感じで。
年の離れた子どもは孫のよう。(って、孫いないけど。)
長男と違って夜泣きもなく、産後のホルモン大変動も一度経験したからか、産後うつのようにはなりませんでした。
ぷにぷにのホッペや腕が日に日にスリムになっていくのが寂しくて、お布団の中で、
「縮め~、縮め~。」
と、頭やおしりをぎゅうぎゅう押してますが、
「ずっと小さいままだったら、逆におかしいでしょ!」
と次男に言われてます。(´Д⊂グスン
年齢が離れている分、私も余裕を持って二人に接することができるので、不器用ですぐにパンクしてしまう私には、この年の差がベストだったんだなぁ、と思っています。
最後は自分が納得しているかどうか、そしてご縁。
「二人目どうしようかな?」
と思っている時点で想像しているのは、前の項目に挙げたような経済面や育児の大変さが主だろうと思います。
Yahoo知恵袋とか発言小町なんかを見ていてもそう。
正常な妊娠期間、正常なお産、そして健康でスクスクと育つこと前提で悩んでいる人が多い。
- 長年不妊治療を続け、疲弊していた女性
- 妊娠中の胎児の異常を指摘された妊婦さん
- 出産直後に赤ちゃんが急変して、そのまま赤ちゃんだけNICU(新生児集中治療室)へ転送されたママ
- 臨月目前で突然胎児心拍が止まってしまった妊婦さん
- 出産中の急変で子どもは無事だったけれど、重い意識障害が残ってしまったママ・・・
看護師をしていた職業柄、そういった事例を多々目に、耳にしました。
フツーに妊娠して、フツーに出産しているように見えますが、命を懸けた大仕事をしています。
子どもを産んで育てるって、ホント奇跡のような出会いがあって、自分自身だけでない力が働いているように思えます。
それに、子どもが親に与えてくれる喜びはそれこそ無限大。
ありがたい存在です。
その奇跡の存在に感謝しつつ、一人っ子を選択するか、不妊治療も含め二人目を考えてみるのか?
子どもと同じくらい大切なパートナー(夫)とちゃんと思いを伝えあって、自分自身が納得する現時点でのベストな選択をすることが大切なのかな、と思います。
人生は選択の連続だもの。
後悔ばかりだった私の30代前半までの人生。
あることがキッカケで、自分が後悔しない選択をすると決めました。
問題が起きたら、その時はその時。
(最悪シミュレーションはできるだけしておくタイプですけどね。)
変化(感動)のない人生なんてつまんないもんね。
おわりに
1人目、2人目・・・
大切な我が子を数字で表現することに、とてもためらいがありました。
だから、最初に
「○ちゃん(←次男の名前です。)を産んで幸せ。」
と書きました。
親のいろんな都合があるかもしれない、それでも【いのち】を前にちゃんと自分とパートナー(夫)と向き合えば、どんな結果もいつかは受け入れられると思うんです。
【うちの場合】という、たった一例ですが、何かのヒントになればな、と願っています。