2021/01/14
コザクラインコを飼育するための全グッズ・費用とランニングコスト
新しくペットをお迎えする。とってもワクワクしますね。一方で飼育に関する心配ごとも色々と出てくると思います。費用もその一つではないでしょうか。
今回は、コザクラインコのあんこちゃんを迎えるまでに買い揃えた全グッズの内容及び費用と、ランニングコストについてまとめました。
※表中の金額はすべて消費税込みです。
コザクラインコの費用
コザクラインコは様々な色の種類があります。とってもきれいなので、どんな羽色のコをお迎えするかとっても悩ましいのですが、これもまた楽しみの一つ。
我が家のあんこちゃんは、『クリームルチノー』として販売されていました。チビの一目ぼれです。見た目は、
- 全体がクリーム色
- うっすらとオレンジがかったおでこ(ひな換羽が終わってから出現)
- 顔からお腹あたりが白色
- 目は赤色
「ひよこみたいだなー。」
というのが第一印象でした。
あんこちゃんをお迎えしたペットショップでは、予約時に手付金として販売価格の一割(我が家の場合は2,640円)を支払うことになっていました。あんこちゃんをお迎えに行くときに残りの金額を支払います。ですので、即日引き取りの場合は、全額を一括で支払うことになります。
コザクラインコの生体代以外にもオウム病の検査代金として5,500円(税込み)を支払いました。オウム病の検査はペットショップがルーチンで行っている検査で、希望すればPBFD(Psittacine Beak and Feather Diseaseの略。オウム類嘴羽毛病。ウイルス性疾患)や、BFDセット(budgerigar fledgling diseaseの略。セキセイインコのヒナ病。セキセイインコ以外でもり患する。ウイルス性疾患。)といった感染症の遺伝子検査もそれぞれ5,000円(+税)で行ってもらえます。
コザクラインコ代 | 費用 |
---|---|
生体代 | 20,900円 |
検査代(オウム病) | 5,500円 |
計 | 26,400円 |
クリームルチノーはあまりいないカラーのため、一般的なノーマル(グリーンにお顔が赤。値段は10,000円前後。)に比べ、価格帯は高くなります。
・・・ここからすでに予算オーバー・・・。
チビのお年玉から全額捻出できなかったので、残りは次の年のお年玉から出す、という約束で購入に踏み切りました。
保険代
初めてのインコ飼育であることと、成鳥になるまでの1年間は何かとトラブルがあるかもしれないので、動物保険に加入することにしました。
加入したのは、『アニコム損保』の『どうぶつ健保 はっぴぃ』といって、ペットショップ等のみでの取り扱いのある保険でした。年払いを選択したので、月払いよりも少しお安くなりました。
動物保険 | 費用 |
---|---|
アニコム損保 どうぶつ健保はっぴぃ | 23,220円 |
飼育用品
インコのおうちとなるケージといった大きなものから、さし餌グッズや掃除道具など細々としたものまで、たくさんのものを買い揃えました。
準備をしていると楽しくなってしまって、
このおもちゃもかわいいなー!
ついつい余分なものに手を出してしまいがちですが、よーく考えてコストを抑えることができることも。
飼育用品はたくさんあるので、ざっくりと分類してみました。
- 飼育本
- ケージ&周辺グッズ
- エサ
- 暖房器具
- おもちゃ
- 掃除道具・収納用品
- 移動用グッズ
なお、それぞれの飼育用品の具体的な使い方等については、インコをお迎えする前に準備しておきたい飼育グッズ:すぐに使うもの編 や、インコのお迎え準備:後から買い足したもの編 に詳しく書いています。
飼育本
インコを飼うには、どんなものが必要なのかはネット上にもたくさん情報はありますが、書籍として数冊手元に置いておくと、病気やお世話の仕方などをすぐに確認できて安心です。
心配性の私は、夫や子ども達に「また同じような本を買って・・・」と呆れられるほど本を買い込みました。
リストには購入した本すべてを記載していますが、2冊もあれば十分だと思います。具体的な初心者向けのおススメ本については、『インコ初心者におススメ。飼う前に読みたい本 にまとめましたので参考にしてください。
飼育本 | 費用 |
---|---|
飼い方・気持ちがよくわかる かわいいインコとの暮らし方 | 1,320円 |
新版 インコの気持ちと飼い方がわかる本 | 1,210円 |
インコ&オウムのお悩み解決帖 | 1,540円 |
これ1冊できちんとわかる しあわせなインコとの暮らし方 | 1,730円 |
インコドリル | 1,100円 |
かわいいインコの飼い方・楽しみ方 | 1,320円 |
必ず知っておきたい インコのきもち 幸せな関係を築くために コツがわかる本! | 1,793円 |
遊んでしつけるインコの本―よい関係をはぐくむための遊びのレシピとしつけのミニ知識 | 1,760円 |
コザクラ・ボタンインコ―小動物ビギナーズガイド | 1,100円 |
計(9点) | 12,873円 |
ケージ&周辺グッズ
ケージ&周辺グッズには、主にあんこちゃんが過ごすケージとその中にセッティングするものについてかかった費用を一覧にしました。
ケージ&周辺グッズ | 費用 |
---|---|
HOEI 35 手乗り ステンレスケージ | 19,500円 |
ナスカン2個 | 3,256円 |
サンコー 小鳥のマルチカップミニ | 376円 |
サンコー 浅型バード食器S | 210円 |
サンコー 小鳥のベジタブルポット | 302円 |
コバヤシ 抗菌 バナナ水入れ | 470円 |
川合 ニームパーチS | 959円 |
りんごの木止まり木 | 1,599円 |
吊り橋 | 1,520円 |
ブランコ(おもちゃ) | 792円 |
HOEI おやすみカバー タイプB | 2,458円 |
計(11点) | 31,442円 |
Amazonや楽天などで購入したものは履歴が残っているので、そちらを確認しながら表を作成しましたが、価格に変動があるものも多かったです。ポイントを利用したり、なるべく送料を抑えるために計画的にまとめて購入するなど工夫したいですね。
エサ:さし餌~ひとり餌移行期
ペットショップからお迎えしたときは、ペットショップで与えられていたものと同じエサを購入しました。ひとり餌に切り替わった今は、ペットショップと違うメーカーのペレットを与えていますが、それらはエサのランニングコストとして後述します。
また、ひとり餌までの長い道のりは、コザクラインコ、さし餌卒業4か月物語 にまとめましたのでぜひご覧ください。
エサ(さし餌~ひとり餌移行期) | 費用 |
---|---|
ケイティ イグザクト ハンドフィーディング フォーミュラ | 921円 |
SANKO ひな給餌セット | 512円 |
温度計 | 925円 |
計量カップ | 110円 |
計量スプーン | 110円 |
スドー フードポンプ | 476円 |
すりこぎ | 110円 |
すり鉢 | 110円 |
サンコー 小鳥のT型ローパーチ | 408円 |
タニタ キッチンスケール | 1,791円 |
陶器のエサ・水入れ(計2個) | 220円 |
ベタファーム MDペレット 350g | 1,885円 |
ズプリーム フルーツブレンド パラキート200g | 605円 |
粟穂(ペットショップオリジナル) | サービス |
クオリス 麻の実(250g) | 363円 |
黒瀬ペットフード 自然派 ひまわりの種 小粒(25g) | 134円 |
計(17点) | 8,680円 |
暖房器具
冬生まれのあんこちゃんをお迎えしたのは2月でしたので暖房器具もあらかじめ準備しておく必要がありました。一つは鳥さん専用のヒーターを購入しましたが、全体の保温に関しては自宅にもともとあった『ゼンケン ヒーター』と床暖房を併用していたので費用に含んでいません。購入当初の保温失敗の反省から2年目に『ゼンケン スポットウォームS』をあんこちゃん用に新たに購入しましたので、その費用は含めることにします。
保温についての試行錯誤は、インコの保温方法。ヒーターと温度管理について をご覧ください。
暖房器具 | 費用 |
---|---|
SANKO バードヒーター | 4,350 |
ゼンケン スポットウォームS | 11,880円 |
クオリス 小鳥カゴの防寒カバー Mサイズ | 1,100円 |
保湿用タオル | 頂き物 |
ThermoPro 温湿度計 | 925円 |
計(5点) | 18,255円 |
おもちゃ
あんこちゃんグッズは主にオンラインショップを利用しています。インコのおもちゃは小さくてカラフルでかわいくて、お値段も手ごろなのでエサを買うついでについついポチリ!としてしまいます。
ここでは、ヒナ用のプラケースからケージに移動した後に購入したケージ内のおもちゃと、ペットショップで進められて購入した放鳥用のおもちゃのみを費用とします。(これ以外にも後から色々と購入しました。)
おもちゃ | 費用 |
---|---|
鈴入りプラスチックボール | 114円 |
ゴーゴーペンギン | 263円 |
水浴び用小皿 | 110円 |
計(3点) | 487円 |
掃除道具・収納用品
一番多く過ごすケージや放鳥の時のフンの始末など、インコさんと人間の健康のためにこまめな掃除は欠かせません。掃除と収納のストレスを少しでも軽減するために、使いやすくてコンパクトなものを厳選しました。
ステンレスケージは思っていた以上に掃除がしやすく、キッチンスポンジやウエットティッシュでサッとこするだけでフンが取れます。また、ケージの底に敷くフン切り網を我が家では使用していないので、結局購入したけれど使わなかったものもありました。
日々消費するティッシュ類などはランニングコストとしても別にまとめています。
掃除道具 | 費用 |
---|---|
キッチンスポンジ | 110円 |
使い古しの歯ブラシ | 0円 |
ヘラ(未使用) | 110円 |
キッチンペーパー | 約40円 |
古新聞紙 | 元々定期購読中 |
ボックスティッシュ | 約60円 |
ウエットティッシュ | 298円 |
カンファペット(消臭・除菌スプレー)ボトル&詰め替え用 | 2,960円 |
ゴミ箱 | 480円 |
ごみ袋 | 184円 |
使い捨て手袋 | 218円 |
掃除道具&お世話セット入れ | 子どものおもちゃ入れを転用 |
おもちゃ入れ | 110円 |
IKEA TINGBY ソファサイドテーブル(ケージ置き用) | 4,999円 |
無印ポリプロピレンファイルボックス スタンダードタイプ ワイド(エサ収納用) | 490円 |
計(16点) | 10,059円 |
移動用グッズ
ペットショップにお迎えに行く時はもちろん、通院時にも必要な移動用グッズ費用も忘れちゃいけません。
移動用グッズ | 費用 |
---|---|
ALTNA ツールバッグ(キャリーバッグ) | 4,378円 |
プラケース | 1,078円 |
HOEI ハートフルキャリー | 3,657円 |
ホーエイ おやすみカバー タイプF(未使用) | 1,895円 |
白元アース レンジでゆたぽん | 598円 |
ブランケット | 頂き物 |
計(6点) | 11,606円 |
年始はいつも親族が泊っていくので、ハートフルキャリー用のおやすみカバーを予め購入したのですが、コロナで帰省がなくなり、まったく使っていません。サイズが小さいので、普段過ごしているステンレスケージ用のおやすみカバーやブランケットでも代用が利きます。様子を見てから購入すればよかったな、と思うグッズの一つです。
ランニングコスト
これまでは、コザクラインコをお迎えするためにかかった各グッズと費用をまとめました。これらは飼育するための初期費用と言えると思います。
ペットを飼うにはエサ代をはじめ、暖房費やティッシュなどの消耗品などのランニングコスト(維持費)もかかります。正確な費用の計算は難しいので、一か月分のおおよそのコストをまとめました。
- 光熱費
- エサ代
- 消耗品
に分けて一覧にしてみました。
光熱費
SANKO バードヒーターは消費電力20W(最大値)、ゼンケン スポットウォームSは消費電力150Wで計算。消費電力はいずれも公式ホームページに記載の数値を使用しました。計算式は、testpageさんの『電気代・電気料金の計算』ページを利用させていただきました。
電気代 | 費用(一か月) |
---|---|
SANKO バードヒーター | 3,68円 |
ゼンケン スポットウォームS | 2,758円 |
床暖房 | 約3,000円 |
計 | 6,126円 |
あんこちゃんの保温のために、12月からはバードヒーターとスポットウォームSを24時間着けっ放しにしていますが、前年同月の電気代の支払いは、実はほぼ変わらないか1,000円ほど安くなっています。
人間が使う電気ヒーターが壊れて、パワーが少ないものに買い替えたことも影響しているかもしれません。
保温器具としては、ガス床暖房も11月後半からあんこちゃんのケージがある部屋は、24時間入れっぱなしにしています。にもかかわらず、こちらもガス料金は前年同月とほぼ同じです。
あんこちゃんの部屋は子どもの遊び部屋なので、これまでも冬の間はタイマー設定(約8時間使用)をして床暖房を使用していました。また今年は温かい日も多かったので、その辺りもガス料金に影響しているかもしれませんね。
夏場のエアコンは、もともと人間も使用していたのと、ワンコのために24時間着けっ放しでした。インコを購入してもエアコン代は変化しないため、光熱費には含めていません。
エサ代
あんこちゃんは、3種類のペレットをブレンドして食べています。ペレット1袋の内容量が多いので、ちょっと多めにエサ入れに入れて、1か月半程度で使い切るようにしています。ペレット以外に粟穂も毎日あげています。青菜などは人間用の食材のおすそ分けですので、今回のエサ代には含めていません。
エサ代 | 費用(一か月) |
---|---|
ハリソン+ラウディブッシュ+ラフィーバ | 約3,200円 |
粟穂 | 1,540円 |
計 | 4,740円 |
消耗品
消耗品に分類したのは、フン拭き取り用のボックスティッシュやウエットティッシュ、ケージの底に敷くキッチンペーパーなどです。オンラインショップや量販店などで安く購入して、費用をなるべく抑えたい項目です。
消耗品 | 費用(一か月) |
---|---|
ボックスティッシュ | 約20円 |
ウエットティッシュ | 約180円 |
キッチンペーパー | 約95円 |
古新聞紙 | 元々定期購読中 |
マキタ クリーナ用抗菌紙パック | 約90円 |
計 | 385円 |
購入物品総数、総費用と一か月のランニングコストまとめ
ようやく初期購入物品総数と総費用までたどり着きました。では早速発表したいと思います。
購入物品総数と総費用
購入物品総数 | 65点 |
---|
ちまちましたものが多いなぁ、と思っていましたがけっこうな数のグッズを買い揃えましたね。収納ワゴンからはみ出ないように管理しないといけません。
さて、お次は総費用です。
コザクラインコ+検査代 | 26,400円 |
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保険代 | 23,220円 |
グッズ代 | 93,402円 |
計 | 143,022円 |
・・・
・・・・
・・・・・( ゚Д゚)
14,3022円!!!
こんなにかかっているなんて、今回計算するまで知りませんでした!もーう、ビックリ。
グッズはちょこちょこ買っていたので、総額どれぐらいの出費かなんてあまり考えていなかったです。
- 飼育本を厳選
- 購入したけれど使っていないものを省く
- 一部グッズを手作り
- 価格帯に大きな差が出るステンレスケージをメッキ使用のものにする
- 掃除グッズなどワンコと共有する
- さし餌を卒業した若鳥を購入する
- コザクラインコなら価格が一番安いノーマルかインコの中では一番安いセキセイへ変更
- 動物保険は加入しない
- ヒーターは保温電球を使う
以上の条件であれば、50,000円ほどに費用を抑えることも可能だと思います。ちなみに、生体代はチビのお年玉から捻出しています。
私は、あんこちゃん専用のものを一か所にまとめて、サッとお手入れしたい、手作りよりも既製品でデザインも良く、飼い主の気分がアガルものを購入したいタイプです。ですので、大きな費用削減には結びつかないでしょう・・・。スポンサーのパパに感謝、感謝。
一か月のランニングコスト
ランニングコスト内訳 | 費用(一か月) |
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光熱費 | 0~約6,100円 |
エサ | 約4,700円 |
消耗品 | 約400円 |
計 | 約5,100~11,200円 |
初期投資にプラスして、ランニングコストが約5100~11,300円毎月かかることがわかりました。
保温用のビニールカバーやおもちゃなども時間と共に劣化・・・というか、インコさんに破壊されるので、適宜補充する必要もあります。
繰り返しになりますが、メチャメチャお金かけてますね・・・。あんこちゃん大事にしなくっちゃ(^-^;
番外編:医療費
初期費用としては以上になりますが、動物も人間と同じで、病気になったりケガをすることもあります。飼育代+αには、この医療費も考えておく必要があると思います。
我が家は初めてのインコ飼育だったので、健康診断を受けました。また、お迎えしてすぐに風邪を引いてしまったので、治療代も加わりました。
医療費 | 費用 |
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健康診断 | 1,900円 |
風邪治療 計6回(保険加入のため50%負担) | 18,478円 |
計 | 20,378円 |
健康診断については、インコの健康診断に行こう。内容と費用、注意点について に、風邪については、インコが風邪をひいた!治療と看病の実際 に詳細を記しました。
おわりに
記事にして改めてたくさんのモノを買い揃えてきたんだなぁ、とビックリしています。
これだけのモノを買い揃える時間とスペース、そして費用がかかるのはもちろんですが、コザクラインコであれば10-15年という長い時間、愛情も注ぎ続ける必要があります。
あんこちゃんからは、これらの「手間」を引いても、おつりがくるぐらいの愛嬌と癒しをもらっています。
今回の記事が、これからインコを飼ってみようかな、という初心者の方の参考になりますように。
Happy インコ lifeを!